Tさんへ

今日から三連休がはじまります。ずっと仕事をして、勉強して今日は自分に与えるために、朝は8時ごろに起きました。週末でもしばらくそういうことをしませんでした。睡眠がほしくなかったわけではないですが、やりたいことが多かったので、よく寝られませんでした。今日は予報どおり、雨が降ってきました。昨日、仕事上がりに、スーパーで買った食材を使って、好きな料理を作り、頂きました。幸せでした。そのあとは、わたしが(今)一番好きなことに時間を使いました。それは音楽です。新しい楽器を買って、ネットで初めて勉強中です。現在は日本に住んでいるので、できれば日本文化の楽器を勉強したいと思っていましたが、(それは)なかなかできませんでした。教室に通えば、学費はとても高いです。また、この近くで教えられる場所をよく迷っているんで、しょうがないですね。今日の夜は同業者と一緒に焼肉の店に行きました。美味しかったです。明日はまだ休みますので、日本語をちゃんと勉強します。約2ヶ月後には日本語能力試験を受けます。頑張っています。是非合格したいです。今日は素晴らしい1日を過ごしました。ありがとうございました。

 


【すだからのコメント】

素敵な文章を書いてくれてありがとう!仕事で忙しいのに、趣味や日本語の勉強を頑張っているTさんをわたしは尊敬しています。「やりたいことが多い」というのは、とても幸せなことですね。そして、そのやりたいことが(自分で)実現できるということ。その幸せを毎日感じながら生きていきたいですね。

 

人間はいつから、時計(時間)に左右される生活を始めたのでしょうか。Tさんは考えたことがありますか。わたしは友達と電話をしていて、ふと感じたことがあります。何か自分でやりたいことがあるなら、まず時間が必要です。わたしは普段、友達と電話をする前に、電話の約束をします。そしてわたしは大抵、夜9時から10時まで、友達と電話をします。これがわたしの日常です。時間を決めることが、ある時期からわたしは人間関係を円滑に進めるためのマナーだと感じるようになりました。なぜなら、まず第一に、時間はわたしにとってとても大切だからです。だからこそ、時間は相手にとっても、きっと大事だろうと想像しました。その小さな偏見は、次第にわたしの中で大きくなりました。それは77億人もの人間が暮らしている、この地球に生まれた、とても小さな偏見でした。

 

ある日、友達は「そんなに時間を決めなくていいよ。」と言いました。その時はなぜか、その言葉にわたしはとてもイライラしました。自分の考え方を否定された気持ちになったのです。しかし、あとから冷静に考えてみると、「そうだよな。しょうがないことだ。」と思い始めました。やりたいことがあるのは素晴らしい。夢中になれることがあるのは素晴らしい。好きだと言えるものがあるのは素晴らしい。しかし、そこに(間接的にでも)周りの人やものが関わっていると想像できるなら、わたしは、できる限り彼らの思いや考え方を理解し、尊重するべきだと感じました。正直に言えば、周りの価値観を認めて、生きていくのはとても難しいです。相互理解は大変です。論理よりも矛盾が多いです。しかし、諦めよりも期待があります。お節介があります。一時的ですが、意識的な行動があります。時に我慢というより、修行に似た沈黙があります。

 

このような人間が暮らしている社会を、人は「多様性に富んだ世界」と呼ぶでしょうか?Tさんはどんな世界で暮らしたいですか?私たちはこの先、未来の子供たちのために、より良い未来を想像し、作っていくことができるでしょうか?長文になりましたね。失礼しました。わたしも今日、素晴らしい1日を過ごしました。素敵な三連休をお過ごしください。ありがとうございました。