『新復興論』小松理虔
第4回目になりました。T-Bookです。
今回は小松理虔さん(こまつん)の『新復興論』を取り上げたいと思います。
実は以前紹介したあずまんの著書でこの『新復興論』が紹介されていました。
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こまつんはオルタナティブスペース「UDOK.」を主宰しているローカルアクティビストの1人です。本書では主に東日本大地震によって被災した福島に住む人々の苦悩、復興や風評被害という言葉に隠された問題から「新たな街作り」を懸命に模索する人々の姿が描き出されています。
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ここで話は変わりますが、こまつんと僕にはちょっとした共通点があるみたいです。
①こまつんは僕と同じ福島県で生まれたこと。
②過去日本語教師として海外勤務の経験があること。
③あずまんの主宰する「ゲンロン」が出版する本に興味を持ったこと。
ほんの小さなことですが、ちょっと嬉しくなりました。
特に③は僕にとって特別な感じがします。
というのも日本だけで年間7万冊の本が出版されているという事実を踏まえると、
顔も知らない読者が同じ著者に興味を持つこと自体奇跡だと思えるからです。
本は出会いです。そしてその出会いは必ず人生を豊かにします。
(今回このような押し付けがましい価値観を皆さんにぶつけようとしているのは、標高400頁の氷山を目の当たりにして、つい足が震えてしまったからです。そもそもこの作品は1日や2日で読む本ではない、、、かといって「ちょっとあれは天候が悪かったねー」なんて言い訳が通用する相手ではない。そう強く感じました。)
ではまた次回。