『情報だけ武器にしろ』堀江貴文

みなさんこんにちは。
T-Bookも今回で第5回目になりました。
目標では1ヶ月10冊、、、なかなかいいペースです。


今回は2019年3月27日に発売した堀江貴文氏(ホリエモン)の『情報だけ武器にしろ』を紹介します。


本作品は全体として約200頁という比較的少ない文量でありながら内容は非常に濃く、ほとんど苦なく読み進めることができました。


本のタイトルも分かりやすく堀江節がストレートに響きますよね。

 

ホリエモンは現在大変有名な実業家として知られていますが、ロケット事業からオンラインサロン(HIU)、和牛ブランディング活動まで様々な顔があります。

本当に毎日忙しそうです。

 

東京大学時代の恩師である文化人類学者の船曳建夫氏は自身のインタビューでホリエモンを「徹底した合理主義」「理屈で考えて、理屈に合わないものには、一切屈しない。あの首尾一貫というか、ブレなさは大したものです」と評しています。


毎回各界の著名人を招いて対談を行うホリエモンチャンネルでは度々「未来の予言」について言及していますが、本人にとっては事実しか述べているつもりはないらしく、「未来は相対的なものである」と語っています。

 

最近ではabema TV東大受験企画「ドラゴン堀江」で話題になりましたね。徹底的な効率主義と受験哲学を語り実践するホリエモンでしたが結果は残念ながら不合格。しかし同番組は非常に話題性が高かったため、近日第2弾が予定されているようです。楽しみですね。

 

さて、本作品の感想ですが、一言で言うと「スピード感」が凄いです。
表紙にもあるように、氏が毎日実践する「アウトプット&インプット術」が紹介されています。


といっても既に成功している好例を「真似ること」にこそ価値があると豪語するホリエモンは各界の著名人やプロフェッショナルの呼ばれる方々の方法論や精神論を参考にしていることも多いらしいです。


本作品で述べられている主な参考例を並べてみると
西野亮廣氏の絵本、清原和博氏の成功法則、本田圭佑氏の精神論などなど、、、

 

特に池上彰氏のインプット術は驚愕でした。


また個人的には『お金2.0』の著者であり株式会社メタッブスの代表取締役社長佐藤航陽氏が取り上げられていたのは嬉しかったです。なんと佐藤氏、あのホリエモンと一緒に朝まで対談した過去があるとか、、、

 

ホリエモンが取り上げた福島県出身の注目若手として今後も期待大です。

 

全体として本作品では、ホリエモンが語る「情報平等時代」において、あらゆる分野が「最適化」される現代に生きる僕達が、常識に振り回されることなく「好きなことをして生きていくために」必要とされる態度や行動を実例とともに紹介しています。

 

なぜだろう、、、未来が少しだけ明るくなったような。

 

ではまた次回。